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交わりの祠【R18】

第14章 龍の巫女





翌日、稽古に励んでいると鈴音を見守っていた桜が首を傾げる



「…どこか、間違えたかな?」


「い、いえ!失礼しました。今日の鈴音様はとても調子が良いと思いまして」


「そう?」



言われてみれば体の調子が良い


なんだか軽いようだ


昨夜も八千代に激しく抱かれたが、目覚めも悪くはなかった



…ひょっとして、体力がついてきたのかな?



今までの日中は八千代に抱かれるか、ゆっくり休んでるだけだった


しかし最近は稽古に励んでいる



もし体力がついたなら嬉しいな



鈴音は小さく微笑むと稽古を再開した








それから数日後



豊穣祭はあと三日後まで迫っていた



「鈴音様。衣装が出来上がったようです。今日からはそれをお召しになり、稽古をしましょう」



桜の提案で衣装を身に纏う


着物と巫女装束が融合された華美な衣装だった


肌の露出は抑えられており、八千代の細かい指示があったのだろうと察しがつく


しかし、問題なのは衣装の重さだ


鈴音はここまで飾られた衣装を着て踊ったことはない


動けば大きな鈴がしゃらんと音を立てた



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