第14章 龍の巫女
翌朝
既に八千代は仕事をしているようで部屋にはいなかった
代わりに桜に起こされ鈴音は目を覚ます
「鈴音様、お加減はどうですか?」
「ちょっと…体がダルいかな…」
昨日も八千代と交わり続けたが、今までにないくらい荒々しい行為だったため、寝ても疲れが取れなかった
「では、こちらをどうぞ。元気が出ますよ」
そう言って桜が差し出したのは果実を絞ったジュースだった
この時期の特産品だと聞く
全て飲み干して器を返し、鈴音は桜に尋ねる
「桜ちゃんは、八千代さんが怒っている理由…わかる?」
そう言われ、桜はきょとんとしたが、直ぐに笑う
「えぇ。去年の帳くんを見ているようで」
「そ、そうなの…?じゃぁ、何で怒っているのかな?」
「恐らく衣装、だと思います」
「衣装?」
「はい。あ、では私が試しに着てみましょうか」
そう言って桜は部屋を後にすると
数分後変わった装いで現れる
「これが舞姫の衣装です」
「うわ…すごい露出…」
鈴音は驚いて目を見開く
全体的に巫女装束なのだが…
肩は出て、胸の谷間が見え隠れするほど際どい
更に問題なのは足だ
緋袴はとても短く、足が膝上まで露出している