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交わりの祠【R18】

第14章 龍の巫女



「鈴音、お前は俺のものだ」


「と、当然です」



八千代は怒っていたが、つい照れてしまう


二人の後ろでは桜と帳がやれやれ、とため息を吐いていた



「ですが八千代さん。私はあまり皆さんのお役に立てていません。舞姫くらい…」


「お前は祠の結界強化に専念すればいい。他の誰にもできない重要なことだ。今一度よく理解しろ」


「そんな…八千代さんはたくさん仕事をしてるじゃないですか」



八千代はいつも忙しそうだ


それなのに、自分は空き時間を自由に過ごしており、申し訳ない気持ちがある


どうしたら八千代が舞姫を許してくれるだろうか


そう考えていると八千代の足がピタリと止まる



「や、八千代さん…?」


「鈴音。お前も俺に逆らうつもりか?」



笑顔を貼り付けた八千代


だが、それは鬼のように恐ろしく



「そ、そんなつもりは…」



慌てて弁解しようとすると腰を抱き寄せられ、唇が塞がれる



「んっ…」



舌が侵入し、直ぐに口内を犯される


八千代は後ろにいるであろう帳と桜に下がるように手を振ると、二人は音もなく立ち去っていった



「鈴音、あまり俺に逆らうと檻に閉じ込めるぞ」


「な、なんで…」



再び口を塞がれ、意識が朦朧とする


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