第13章 熱中症注意
すっかり元気を取り戻した鈴音はキョロキョロと辺りを見渡す
壁には神々が国を創造する様子が彫られており、とても迫力がある
祭壇には鏡や花が置かれているが、不思議なことにその花は今朝活けられたようにみずみずしかった
「こんな神殿があるなんて、知りませんでした」
「そうだな。これから秋が訪れるまで毎日通うのもありだな」
ぎゅっと後ろから抱き締められ、鈴音は頬を染める
「八千代さん、まさかここで…?」
「当然だ。涼しくて元気になったんだろ」
「そうですけど…創造神がいらっしゃるのですよね?」
神社で交わっておいて言うのもなんだが、少しおそれ多い気がした
だが、八千代は気にしていないようで鈴音の首筋に顔を埋める
「鈴音…」
甘い吐息とともに名前を呼ばれ、鈴音はそれだけで胸が高鳴る
八千代の両手が胸へと移動すると、着物の上からやわやわと揉み始める
「あっ…八千代さん…」
すぐにその気になってしまった鈴音は甘えるように声を出す
胸の形が変わる程何度も揉まれ、鈴音の息が熱を帯びてきた頃、八千代に一気に脱がされる
ひんやりした外気に触れ、鈴音は少し身震いした