第13章 熱中症注意
太陽が照りつける
季節は真夏だ
暑いのが苦手な鈴音の希望で、朝早く北の祠を訪れた二人は汗をかきながらも激しく交わっていた
「あん!八千代さんっ…イクぅっ!!」
背をのけ反らせ、胸を揺らしながら鈴音は絶頂に達した
その胸の形に合わせて汗が流れる
まだ太陽が顔を出してからそんなに時間は経っていない
にも関わらず、そこは既に暑かった
「八千代さん…私、もう…」
「なんだ。またイクのか」
「いえ…あの…」
何回か達するうちに、体の熱が増し、目眩が起きたような感覚を味わう
これは決して快感による目眩ではない
体がだるく、わずかな吐き気を伴う
さすがに鈴音の異常に気づいたのか八千代が動きを止める
「…鈴音?」
八千代が声をかけるが鈴音の反応は無い
さすがにまずいと思った八千代は祠の強化を済ませると鈴音を木陰へ運んだ
小川の水は冷たい
足だけでもと鈴音を川辺に寝かせ、様子を伺う
とはいえ、木陰で足だけ水にさらしていても鈴音は苦しそうだった
水を口移しで飲ませてやれば鈴音の呼吸がわずかに落ち着く