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交わりの祠【R18】

第11章 媚薬の熱





ーーーー……



日が暮れ、月が上り、再び空が明るくなり始めても鈴音の喘ぎ声が響いていた




「あっ…あぁっ!!」



交わり続け、鈴音の意識は朦朧としていた


それでも八千代は突き上げ、中をかき回し、何度目かの欲を吐き出した頃



「んっ…熱い…もぅ…無理ぃ…」



鈴音の体から力が抜ける


そのままダラリと倒れ込むと、意識を失ったかのように一瞬で寝てしまう



やっと満足したようだった


ベタベタの胸が規則正しく動くのを見て、八千代は自身を引き抜く


八千代も既に限界だった



「くっそ…。そんな追い詰められたような気分で抱くのは二度とごめんだ」



大きなため息を吐く


体を拭いてから着物を着ると、喉の乾きを潤す為、勝手場に向かう



まだ他の者は寝ているのか、辺りは静かだった


だが…



「おや、おはようございます。八千代様」



廊下の先に紫村の姿があった


その顔には消せない笑みを浮かべている



朝から会いたくない男に会ってしまった



「よくも俺の前に姿を現せたもんだな」


「そう怖い顔をしないで下さいよ。私は医師です。己が作った薬の効果を確認するのは当然でしょう?」



ふふふっと不気味な笑いが響く


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