• テキストサイズ

ほたる。

第10章 初合宿。


「それなら、一緒に寝るか?っていうと、ちょっと嫌な言い方だけど…。俺たちは広間だから、場所はあるし、同じ部屋でも、離れたところに寝たらいいんじゃないか?」

「先生も一緒に寝てもらうように声かけてみるか。先生もいる中で襲う奴はいないべ。」

「あの、ありがとうございます!ぜひ、お願いします。」

男の子と同じ部屋にはちょっと抵抗があったけど、先生も一緒となると、特に不安はない。
澤村先輩の提案、そして菅原先輩の気遣いに感謝し、頭を下げると、
菅原先輩はぽんぽんと頭をなでてくれた。

「菅原、先生には俺から話しておくから、楠の布団を運んでくれるか。」

「わかった。大地も、頼んだぞ。」

「おう。」

そう会話を交わすと、お互い、部屋へと向かって歩き出した。
/ 136ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp