第1章 はじまり
起きてから、カルウィングに
何故全員ミーティングだったのか
教えてもらった
アステル最高官は疑いたくはなかったが
ZI7の内通者が
909にいると確信していたらしく
全員集めた所でZI7の狙いである
ティナとレンという名前をだしたそうだ
内通者はすぐさまZI7に連絡
そして、私達を安全な
最高官の部屋に連れていき
そこから異国の地へ逃がすことを
考えていたらしい
爆発後、突入してきたZI7を
少し抑制できたし
内通者も見つけ出したようだ
「そんな訳でして…
どうか辞めさせられた事をあまり…」
「やはりアステル最高官は素晴らしい人ですね」
堂々と胸をはってカルウィングに言った
優しく微笑んで
「ええ… だから私もお側にいます…」
と言ってカルウィングも微笑んで操縦を続けた
とても長い時間、戦闘機にいた気がする…
時刻を確認すると、23時…
ん? そんな短いの?
「到着しました
ここの一軒家が、ティナとレンの家です
明後日の朝9時に諜報機関の方から
お迎えが来るそうで、それまでごゆっくり」
「僕達どれくらい戦闘機のってました…?
なんかこう… 時間の割に疲労が…」
「あぁ!申し訳ございません。
言うのを忘れてました。第3会場からここへは時差が大きくてですね、ここの方が遅いのです」
なるほど!時差ボケもあってこんなに疲れて…
「なのでごゆっくりおやすみください
では、私はこれで…」
「待って!カルウィング!」
「貴女たち2人の事は忘れません決して…
例え909でなくなっても…
幸運を祈ります…」
そう言ってカルウィングは
戦闘機にのって早々と行ってしまった
「お礼も言わせてくれないなんてな…
最高官に似てるな…」
レンがボソッと言った
「とりあえず中入って寝ようか…
さっきも寝たけど横になって眠りたいよね?」
「そうだね… また寝よう…」
そんな会話をしつつ家の中に入る
「おっ、ベッドはダブルが1つね…
ティナを襲っちゃーーー」
「ベッドの中で触れたら顎の骨砕くよ…」
「本当にそんなことできるから怖いよね…
さっきの嘘だからさっ、寝ようか」
お互いに背を向けて就寝
すぐに眠くなりまた夢の中へ…
これからどんな事があるのか…