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突然ですが、これから貴女は諜報員です。

第11章 眠り姫の生き様


「…! ティナ!!」


ティナが目を覚ましてすぐにレンが抱きつく


「ああ… レン…」


力なくティナが答える

レンは全てを話してくれた
まさか、ティナが王女で
1人でこんなに強く生きていたなんて
知らなかった


オリヴァーもエリオットもフィルも
…そして俺も

驚きが隠せなかった


「ホール…
今後の仕事について後で部屋に来てね〜」


クロス総司令官はそう言い残して
医療再生班を出る


「フィル… 助けてくれてありがとう…」


「必ず守ると言いましたから
無事で何よりです」


そういうフィルも完全には回復していない


「どうしたんですか… みんな…」


ティナが部屋の雰囲気を察する
誰もそれには答えない
重たすぎる空気


「レンから聞いたんだよ…
ティナの国… ルミデウス国の事から全部」


俺はティナにそう答える


「ああ、そうなんですか…
私から直接話そうと思っていたのに…
隠しててすみません…」


お願いだ、謝らないでティナ…
心が締め付けられて苦しくなる

仮にも好きな女性がそんな姿だと

苦しいんだよ…



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【profile】



名前:レン Ren
性別:男
年齢:17
身長:185cm
特徴:青い髪に紫の瞳
前機関:909 成績)優良
現部署:化学研究班 成績)優良
得意:全て
備考:
ティナとは双子の兄妹のような存在
ティナの為に家族の縁を切り
茨の道を選んだ
ずっとティナの事が好きだけど
想いが伝わる事は無い




名前:ティナ Tina
性別:女
年齢:16
身長:170cm
特徴:青い髪に紫メッシュ オッドアイ
前機関:909 成績)優良
現部署:調査偵察班 成績)優良
得意:全て
備考:
レンとは双子の兄妹のような存在
5歳で国が消滅し逃げ出して
8歳からずっと一緒にいてくれるレンにはとても感謝している
必ずZI7に復讐する事を胸に…
そして、両親を国を救うために…
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