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突然ですが、これから貴女は諜報員です。

第2章 諜報機関へ


ーーーピンポーン

朝の9時ちょうどに家のベルが鳴る

私はドアを開ける


「おはようございます
諜報機関〝 lexx (レックス) 〟から参りました
私は、ネシスと申します。
レンさん ティナさんでお間違えないですか?」


「おはようございます
わざわざお迎えまでありがとうございます
僕がレンです よろしくお願いします」


「私はティナです よろしくお願いします」


男として働けという事で
声もいつもよりトーンを下げて挨拶した


「ティナさんは今は女性のままで結構ですよ
lexxへご案内致しますね」


なんだ… ネシスさんは知っているのか…

私達はネシスさんの車に乗り込む
発進してから間もなく


「お2人にはこれから
lexxの総司令官クロス様と対面して頂き
その後、早速ですが
それぞれの部署で仕事して頂きます」


「僕たち、別々の部署という事ですか…?」


「そうなります
御二方の能力に合わせて適任な所へ…
と思ったのですが全てが優秀でして…
劣るという言葉は存在しないのですね
素晴らしい限りです」


アステル最高官も似たような事言ってくれたな…


「レンさんは化学研究班に
ティナさんは調査偵察班に配属されています」


レンとは別々なんだ…
まぁでも同じ家に住んでいるわけだし
大丈夫かな…


「化学研究班は名前の通りですが
薬品の解明や製造になります」


「あぁやっぱりそうですか
僕なんかでできますかね?独学ですが…」


「独学でそこまでの実力をお持ちなら
全く問題ありませんよ
ティナさんの調査偵察班は
簡単に言えば現場の前線で
ドンパチする感じですね」


「ハハ、やっぱりそうなりますよね
その方が性に合います」


「…………
(なぜ僕は研究班で
ティナが現場でドンパチなの!?)」


レンは何か考ているような顔をしているけど
まぁいいか、とりあえず頑張ろう、うん


「ちなみに、ティナさんを女性と知っているのは
クロス様、調査偵察班リーダーのホール、
そして私になります」


調査偵察班のリーダーも
私が女ってわかっているなら
かなり楽じゃない…?


「わざわざ教えてもらって
ありがとうございます
頑張りますね」


私達は車を降りてlexxの最上階へ向かった
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