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突然ですが、これから貴女は諜報員です。

第8章 冷静なリーダーと嬌艶な夜


…医療再生班には向かわずに
先に化学研究班に向かう


「失礼するよレンはいるかい?」


「ホールさん…? どうかしたんですか?」


レンは1人で論文を読んでいた


「お疲れ様 ティナの事なんだけどね…」


「守ってくれたんですよね…?」


「ああ… もちろん
でもなかなかの無理をさせてしまったからね
それに泣かせてしまった…」


「まぁ僕なら泣かせませんね
ちなみにティナは今どこに?」


ぐさぐさと視線が突き刺さる


「今は俺の信頼できる女性に頼んで
着替えさせて貰っているよ
医療再生班に泊まらせようかと考えているけど…」


「それなら僕が
ティナを家に連れて帰るから問題無いですよ」


ハハ… 即答だな…
嫌でもレンの付けているイヤーカフが目に入る


「ティナの兄ですから迎えに行きますね
フィッティングルームにいますか?」


「本当にレンはそう思っているのかい?」


何を言ってるんだ俺は…


「ティナの兄としてずっと守っていたのかい?
本当は違うんじゃないかい?」


憎らしい… 綺麗なイヤーカフだな…
レンのイヤーカフ…


「じゃあホールさんに何が分かるんですか?
ティナは8歳から909にいますけど
それより前の出来事はご存知ですか?
全てを知っているのは僕だけですよ」


ティナと劣らない美しさを持っているレンに
整った顔立ちに睨まれると圧力を感じる


「そうか… 変な事を聞いてすまないね
フィッティングルームで着替えてると思うから
行ってあげて欲しいな」


「いえいえ、とんでもないですよ
それでは失礼します」


バタン!


勢いよく扉が閉められる
俺は化学研究班の部屋に1人残された


「いい歳してね…」


独り言のように呟く
まさか…














ティナを好きになるなんてね…





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【profile】

名前:ホール Hall
性別:男
年齢:35
身長:184cm
特徴:黒髪に青い瞳
前部署:海陸追跡班 成績)最優良
現部署:調査偵察班 成績)最優良
得意:あらゆる機体の操縦
備考:
オリヴァーとは24の時に出会った
二部署連続でリーダーをしている
lexxに入る前に恋人がいたきりで
それからは何もない
…が少し変化があるようで
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