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ごちゃまぜの短編集!

第4章 恋愛初心者【砂川誠】(俺物語!!)前編


砂川side


彼女が頬を赤らめると、
俺もその事に気付いて恥ずかしくなる。

気を紛らわそうと外を見るが、
意識してしまってどうもクールダウンできない。


「あ、の…。」

さんは顔を真っ赤にさせて俺を見た。


砂川「ん、どうしたの。」


「えと、その…。」


砂川「大丈夫。逆に嬉しかったから。」

つい、本音が出てしまった。


「!!」
さんは目を見開いて林檎の様に顔を真っ赤にさせた。


「わ、私も……嬉しかったから…。」

そう照れながら話してくれた。

「嬉しかったから」が、脳内に鳴り響く。

期待してしまいそう。
これからの展開に。


「砂川君…。」


砂川「ん?」


「あ、のさ。」


砂川「うん。」


「また…会いたい…デス…。」


砂川「…うん。俺も。」

そう言うと、彼女はぱあっと表情が明るくなった。


「よかった…っ!」


砂川「じゃあ、次武男と大和さんが会う日に。また」


「うん!約束だよ!」


俺たちはこの日、約束だけして別れた。


その日は寝れなくて、寝れなくて。


彼女に早く会いたいと言う願いばかりが、脳内を駆け巡る。
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