第1章 《裏》お前なら【ロンクー】(ファイアーエムブレム)
私たちは稽古場に来ると、
それぞれ剣を握った。
私たちは小さい頃から剣を交えてきたので、
相性は良い方だ。
「ふーっ…。」
ロンクー「行くぞ…。」
私たちは一歩踏み出そうとした…その時。
屍兵「グギュルォォォォ…。」
「なっ…!?」
森の方から、屍兵の声が響いた。
ここにいるのは私とロンクーの二人。
戦闘できるのは…。私とロンクーだけ。
ロンクー「行くぞ…。」
「うん、分かった!!」
私たちは駆け出した。
屍兵は至るところにいて、
だがソードマスターの私たちには関係ない。
「そぉらっ!!」
私はズバズバと斬りまくった。
ロンクー「これで、最後か。」
ロンクーはズバリと斬ると、辺りは静かになった。
だが、何かおかしい。
静か過ぎるのだ。
すると、ロンクー目掛けて矢が放たれた。
「ロンクーっっ!!!」
私は気づけばロンクーを押し退けていた。
ロンクー「…っ!!?」
すると、腹部に鋭い痛みが走った。
「うぁぁ!!」
私はその場に倒れ込んで、
そのまま意識も無くなった。