第1章 《裏》お前なら【ロンクー】(ファイアーエムブレム)
目を覚ますと、
不安げに顔を覗かせるロンクーがいた。
「ロンクー…。」
ロンクー「!…。」
ロンクーには涙の後があった。
「私…なんか…のために…泣いてくれたの…?」
ロンクー「……すまなかった、。」
ロンクーは私の頬をそっと撫でた。
「ロンクーに怪我が無くて良かった…」
私はふわっと笑った。
ロンクー「…。」
ロンクーは私の体を起こすと、
そっと抱き締めた。
「ロンクー…?」
ロンクー「必ず、幸せにするから…。」
「?」
ロンクー「幸せにするから…。俺の妻になってくれ。」
「ロンクー…??」
私は涙が溢れていた。
ロンクー「あいつを失ったときも、お前だけはずっとずっと傍にいてくれた…。そんなお前を…愛しているんだ。」
「ロンクー…っ!!私も、私も好きっ!」
私はロンクーを思い切り抱き締めた。
「やっと…やっと女性を愛せるようになったんだね…っ!」
私はポロポロと涙が止まらなかった。
ロンクー「いや、以外の女は苦手だ。一生。」
「…ふふ、それ。いい口説き方だね…。」
そう笑うと、
ロンクーは私に顔を近づけ、優しく口づけを交わした。
「ロンクーっ…」
ロンクー「お前が良ければ、この先をしてもいいか…?」
私はこくこくと頷いた。