第3章 《裏》大好き。【チャールズ・グレイ】(黒執事)
そして、私たちはファントムハイヴ家に行く時間になり、
私とフィップスさんとグレイさんで向かった。
今回の私たちはメッセンジャー。
それ以外には無いのだが……。
グレイ「やっほ~」
と言う気の抜けた声と、争いのある音。
フィップス「全く。止めに行こう。」
「はい、分かりました。」
そう言って、私たちは止めに入った。
フィップスさんがグレイさんを止め、
私はメイドさんを止めた。
「すみません、私たちは争うために来たのではありません。」
そう謝って、メイドさんの腫れた頬を手当てした。
グレイ「あ、そうだったねー。
今日の僕たちは、ただのメッセンジャーだからね~。」
メイリン「は!!そうでしただか!?私はメイリンと言うものですだ!!」
「ご丁寧にありがとうございます。私はと言うものです。
セバスチャン様はいらっしゃいますか?」
セバスチャン「私なら、ここに。」
グレイ「あ、いたいた~。ファントムハイヴ伯爵いる~?」
シエル「僕なら、いるぞ。」
グレイ「あ、ファントムハイヴ伯爵~。はい、お手紙。」
シエル「そうか。ありがとう。」
セバスチャン「さん、と言いましたか。」
「はい、どうかなさいましたか?」
セバスチャン「鍛練を惜しまずなさったのですね。
とても体つきが良いです。」
そう言って腰を撫でた。