第3章 《裏》大好き。【チャールズ・グレイ】(黒執事)
グレイ「ねぇ。」
「はい、どうしました?グレイさん。」
すると、目の前いっぱいにグレイさんのお顔。
見惚れていると、
舌が私の口内を襲った。
あ、キスされてるんだ。いま。
「んんー…っ、ぁ」
グレイ「ふぅ、ごちそうさま~」
そう言っていなくなってしまった。
「っっ…。グレイさんたら…。」
そう言いつつも、
顔が綻んでしまった。
フィップス「。今日はファントムハイヴ家に行くが、付き添いを頼む。」
「はい、畏まりました。」
私は、そろりと銃の補充をしておく。
私は女王陛下のメイド。
なので、ちゃんと戦う要素なら叩き込んでいる。
フィップス「はは、さすがだな。」
そう言って頭をくしゃりと撫でてくれた。
グレイ「ちょっとフィップスー。俺のに触らないでよー…。」
むすっとした顔でグレイさんが私を引き寄せた。
「グ、グレイさん…!?」
フィップス「人の女性をとる気などないからな。」
そうため息をつくと、すたすたと行ってしまった。
グレイ「ダメだよ、。僕以外の奴に触られちゃ。」
そう囁かれ、ゾクッとしてしまった。