第18章 ヨコハマ ギャングスタア パラダヰス
本題変えよう。話題変えよう。
「そういえば、皆さんは探偵社に入る前は何を?」
きっとこれなら乗ってくれる
と思ったが、
沈黙が訪れる。
「?」
すると、太宰さんがニコニコとして、何してたと思う?と聞いてくる。
「へ?」
すると、白雪さんが、話す。
「探偵社での定番なんだよ。新入りは先輩ぼ前職を中てるんだよ。」
ああ。なるほど。
「じゃあ……谷崎さんと妹さんは……学生?」
「おっ中ッた。凄い。」
と谷崎さんが云う。
「どうしてお分かりに?」
とナオミさんが聞いてくるので、理由を言う。
「ナオミさんは制服から見たまんま。谷崎さんのほうも___齢が近そうだし勘で。」
と言うと
「やるねえ。じゃあ国木田君は?」
と太宰さんが云う。
国木田さんは、何か拒否しているが考えてみる。
「うーん。お役人さん?」
あのプロレス技からして
「惜しい。」
と白雪さんが云う。
「国木田さんは元学校教諭なんだよ。数学の先生だって。」
「へええ!」
「昔の話だ。思い出したくもない。」
何か納得……って云ったら投げられるな。
僕は心の中にその言葉をしまう。
すると、白雪さんが
「ちなみに、私と太宰さんは同じ所だよ。」
と云ってヒントを出す。