第2章 ポートマフィア
そこは、見知らぬ場所。
そして、明るい-----
「外?」
「気づいたの、白雪?」
隣には、黒雪が寝込んでいた。
私は、今気づく。
体が動かない。
「やあ、目が覚めたようだね?」
私たちが寝ていたベットの前には、白衣を着た男性がいた。
「僕に名前は、森鴎外。こっちが、可愛い私のエリスちゃん。」
私たちは、思った。
シスコン!?
と。
「で、君たちをここに連れてきた理由はね。」
と言って森鴎外は、私に近づく。
「君たちをポートマフィアに入れたいだけなんだよ。」
「いや、といえばどうなりますか?」
私は、笑顔を絶やさない森鴎外に云う。
「それは、……。」
森鴎外は、私の首にメスをあてがう。
殺すと云うことか。
私は、チラリと黒雪を見る。
黒雪は怯えていた。