第6章 白雪の入社試験
「まあ、こんな可愛い子ちゃんもいたのはびっくりしたけどな。」
私は、ゆっくりと
「サレルナ。けがわらしい。」
と静かな殺戮されるような声で云う。
「は。お前、今の自分の状況がどんな位置か知らないのか?」
爆は、私を殴る。
「グッ」
私は、その場に倒れこむ。
爆は、私のポケットからスマホを取る。
「じゃあな。武装探偵社の社員さん。」
ピッ
爆は、何かのスイってを押した。
うわーんうわーん
子供の声で私は、子供に近づく。
「大丈夫。大丈夫。君は、強い子だよ。ね?」
私は、子供の頭を撫でる。
子供は、泣くのをやめる。
「偉いね。」
私はゆっくりと子供から縄を解く。
解き終わると、子供は私を抱く。
「怖かったね。でも、頑張ったよ。」
私は、頭をなでてあげる。
爆弾はあと一分しかなかった。