第6章 白雪の入社試験
「大丈夫か!!」
「キュ、急に!!爆発したの!!」
怪我をした子供を抱く母親は、袋をさす。
「白雪、そっちを頼む!!」
「はい!!」
私は、お母さんに大丈夫ですよと笑いかけると
子供の怪我をしているところに手を当てる。
「『七人ノ小人』……」
すると、その子供の怪我をしていた所がだんだんと小さくなっていく。
「ああ。ありがとうございます!」
「ただの応急処置なので、ちゃんと病院に行ってください。」
私は、子供の頭を撫でる。
恐怖をなくすように撫でた。
私は、次に国木田さんのところに向かう。
「国木田さん!」
「白雪、大変だ。」
国木田さんは云った。
『このデパートに爆弾を仕組まれている』と。