第38章 過去
「だけど、君には早めに芥川君とペアになってほしいんだけどな〜。」
と、太宰さんが云う。
「もう!三人ともなんでそんなにペアを組ませようとするんですか!!私は、絶対嫌ですからね!!」
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「え?最初の頃は、仲良くなかったんですか?」
樋口さんが驚いて聞いてきた。
まあ、普通か。
「はい。私は、芥川くんが苦手でした。」
思い出すまでは、
と付け加える。
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誕生日、前日事件が起こった。
首領の命令により私は今、芥川と仕事をしていた。
なんで!?白雪が行けばいいじゃん!?
私は、イラつきが勝って何も聞いていなかった。
「おい、黒雪。聞いているのか。」
「聞いてません。」
プイッ
私は、そっぽを向く。
「貴様、僕に逆らう気か。」
おっと、キレた。まあ、良い。