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文スト【白雪姫と黒雪姫】

第38章 過去





「樋口さん。私、芥川くんとペア……縁を切ります。」

「え?」

樋口さんが驚く。当たり前だろう。


「その訳は、私がマフィアに来てから間もない頃のことでした。」













ーーーーマフィアに来てから一ヶ月ーーーー


「黒雪、芥川とうまくいってるか?」

「中原さん、私は絶対あの人とはうまくいくわけないといってるじゃないですか。」

明後日13歳を迎える私は、仕事の報告書を書いていた。
その時に、隣で座っていた中原さんが話しかけてきた。


「なんで?芥川くん、呑み込みは遅いけど強いよ?」

と白雪が云う。

「白雪は、すぐにトップの方まで上がったんだからそう思ってるんでしょう!!私は、まだ下っ端の方だからそうとは思えないの!!」

私は、頬膨らませて白雪に言う。

白雪は、面白がって私のほっぺをプニプニさせてくる。






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