第37章 番外編2【海&思い】
(白雪目線)
海に着い私たちは、呆然として海を見る。
「白雪ちゃん、遊んできてもいいよ?」
「太宰さん、私もうあとちょっとで18歳ですよ。」
「だから、その18歳(大人)になるまでに子供の時に出来ることは、しといた方が得だろ?」
なるほど、そういう事か。
じゃあ、
「お言葉に甘えて遊んできます。」
私は、駆け足で海に向かった。
「冷たっ!」
やはり、今の時期では、冷たい。
だけど、どこか気持ち良い。
「太宰さーん!」
と私は、浜で私を見る太宰さんに手を大きく振る。
太宰さんは、それに気づき手を大きく振る。
とその時、
ザバアアア
「……」
「……」
私は、思いっきり波に打たれ服が、ビショビショになってしまった。
すると、太宰さんが外套(コート)を私に被せる。
「今の時期でも風邪は引くから、」
と理由で私を海から遠ざけて近くの椅子(ベンチ)に腰を下ろす。