第32章 人を殺して死ねよとて
乗客の皆はパニックになっている。
爆弾を撤去できないと……
“この人たちが死ぬ”
僕が、人を殺せるのか?
とその時女の子が僕より前に出る。
「君!危ないよ!」
僕は急いで止めようとする。
「そっちには爆弾が___!」
とその時?、女の子は止まりこっちに振り返った。
途端、僕は何かに鋭いものが僕の腹部を直撃。
僕は、女の子を見る。
女の子の後ろには、宙に浮かぶ白い女(夜叉)が刀を持っていた。
その夜叉は、僕に攻撃をする。
「が……!」
その時、僕は何があったのか分からなかった。
そして、僕の腹部から血が出てきた。
まるで、風のように見えない攻撃があった。
つ……強すぎる……!
僕は、その場に倒れる。
「何故……君みたいな女の子が。」
すると、女の子は答える。
「私の名は鏡花。あなたと同じ孤児。」
!?
孤児だって!?
「好きなものは兎と豆腐。嫌いなものは犬と雷。マフィアに拾われて六ヵ月で35人殺した。」
!?
夜叉は、僕の心臓部を貫く。
殺される……!