• テキストサイズ

文スト【白雪姫と黒雪姫】

第32章 人を殺して死ねよとて





「寝すぎちまったよ。」

「与謝野さん。」

与謝野さんは、さっきまで寝ていたようだ。


「ああ。新入りの敦だね。どっか怪我してないかい?」

ん?どこもしてないよな。

「ええ、大丈夫です。」

「ちぇっ」

ん?ちぇっって云ったよね、今。



与謝野さんは、辺りを見渡す。


「よし、アンタ。荷持をしてくれないかい?」

「え?」

何故?

「アンタしか居ないようだねエ。」

「え!?」

僕は、後ろを振り向く。そこには誰の姿もなかった。


もしかして、皆さんが何かに反応したのってこの事!?


結局、僕は付き合わされました。














ー電車の中


敵の御出ましだ。

「妾は前。アンタは後部だ。」

「もし、敵がいたら?」

与謝野さんは、ニコッと笑って

「ぶっ殺せ!」

そして、一同に駆け出す。




/ 173ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp