第1章 タイムスリップしっちゃった!?
「おい、」
むにゃむにゃ
「おい!」
むにゃ?
「何が『むにゃ?』だ?安土に着いたぞ。」
「…………!?」
顔近い!!!??
私は、顔を真っ赤にさせる。
「え、あ!?ありがとうございました!!!」
「おうよ。しかし、お前俺の腕の中がそんなに気持ちよかったか?」
「う、うるしゃいで、す!!」
あ、噛んだ。
「ぷははは!!お前面白いな!!俺は、伊達政宗。政宗って呼んでいい。あと敬語もダメな、咲良。」
そう言いながら、政宗は私を馬から下ろす。
「政宗?あ、ありがとう。風の音がとっても気持ちよかった。」
最後らへんは、ボサボサと小さな声で言った。
「どういたしまして。」
「政宗、さっさと行くぞ。咲良、お前はお風呂に行きなさい。」
秀吉様(もうこの人は、二番目にすごい人だからと言うことで)は、後ろに女中を連れてきていた。
そして、私はその女中たちと共に身を清潔にしていた。