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あの子はいとこ【R18】

第3章 刺激を求めて





ーーーー……




それから次の休みになり



「え、えぇ!?大和くんも一緒に行く!?」



宇菜は驚いて声をあげていた


今日は球技大会の準備に学校へ行く日だった


デートが出来ない代わりに大和も付いてくと言い出したのだ


何度ダメだと言っても言うことを聞かず、最終的に折れたのは宇菜だった




一緒に電車に乗り、学校へ向かう



「へぇ、ここが宇菜ちゃんの通う高校かぁ」



大和は物珍しそうにキョロキョロしながら廊下を進む


一方、宇菜は気が気じゃなかった


学校に従兄弟を…恋人を連れてくるなんてどうかしてる


絶対皆に嫌がられるに違いない


そう思ったのだが…



「えーっ!?宇菜ちゃんの従兄弟!?」

「歓迎だよー!こんなイケメン!」

「ハーフみたい!目の保養になるわー!!」



女子達が大和を囲んでざわめきたつ


まさかの大歓迎らしい



「ありがとう、お姉さんたち。僕もちゃんとお手伝いするから」



なんて大和が笑顔を見せると女子たちは顔を真っ赤に染める


そんな様子を見て、宇菜は複雑な思いでいた


胸がズキッと痛む


その原因は直ぐにわかった


やきもちだ…


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