第8章 彼のお部屋②
ーーー……
それから何度絶頂に達したかわからない
自分の体なのに重くて動かせなくなった気分だった
「あーぁ、充電切れか。ま、しょうがないか」
先にギブアップしたのはバイブだった
残念そうに呟く大和だが、宇菜の体は既に限界に近い
「宇菜ちゃん、どうだった?いつもと違うえっちは」
「…大和くん」
あれだけイかせておいて、まだ感想を聞いてくるとは
ただ宇菜に恥ずかしい思いをさせたいだけなんだろうが…
宇菜は頬を染めながら大和を見上げる
「えっと…すごいドキドキして…たくさん気持ち良くなっちゃった。でも…」
「でも?」
「玩具も良かったけど…大和くんのが…一番気持ち良いって、思うよ」
照れてしまい語尾が弱々しくなる
それでも大和は聞こえていたようで、満足そうに笑った
「…宇菜ちゃん、ひょっとして誘ってるの?」
「えっ、ち…違うよ。私っ、今日はもう…」
「わかったわかった。多分、あと一回ぐらいならできると思うよ」