第6章 たまには我慢
ーーー……
「…ん、んん…」
目を覚ますと目の前には大和の顔
「あっ、起きた?」
「大和くん…私…って、ひゃぁっ!」
宇菜は驚いて目を見開く
二人は横になって抱き合っていたのだが、繋がったままだったのだ
「あぁ、動かないで。抜けちゃうから」
「や、大和くん…」
大和は子供をあやすようにゆっくりと腰を動かしていた
わずかに男根が出入りを繰り返す
それがじわじわと宇菜を刺激していた
「宇菜ちゃんってば、気を失っちゃったんだよ?」
「あっ…あんっ…ごめ…」
「ちょっとしか動いてないのに、気持ち良いの?」
「う、うん…それに大和くんの…すごく固いし…」
視界に入った時計によると、どうやら宇菜が意識を失っていたのは三十分程のようだ
その間ずっと大和に抱かれて続けていたのだろうか…
恥ずかしくて宇菜は顔を真っ赤に染める
「わ、私ばっかり気持ち良くなってごめん…あっ、ん…」
ゆっくりな抽送の割には卑猥な音がやけに響いた