• テキストサイズ

君と紡ぐ100のお題

第5章 purple








2人きりの狭い物置のような暗い部屋で
松本くんが何も言わずに
私を強く抱き締める。

今までそんなに強く抱かれたことが
あっただろうか。



「まつも、とっくん…っ」




「、さん…」

「何、にもっないの…ただ、ちゃんと、っ」

「…うん、わかったから。
 俺は大丈夫だから、…ここにいるから」



松本くんが私の頭を撫でると
年甲斐もなく大きな声で泣いてしまった。



仕事とプライベートはわけている、
そう言った仕事女は一体どこに行ったんだ。





/ 449ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp