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君と紡ぐ100のお題
第5章 purple
「…今の、独り言?」
と松本くんが振り向いて私を見た。
「あ、いや!あはは、嫌だな
私また心の声が」
最近のこの癖には自分も驚く。
1人で焦って変な汗が出る私、
なのに彼は凄く冷静で。
「そんなの好きだからじゃん」
彼のこの真っ直ぐな気持ちは嘘じゃない。
彼の気持ちを疑ってるんじゃない。
「さん、言っとくけど俺
そんなにお人好しのいいヤツじゃないよ」
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