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君と紡ぐ100のお題

第4章 yellow









下をうつ向いたまま
唇を噛んでいると
いつものように私で遊び始める彼。





「…はーるぽん」

「……」

「……ぱるちゃーん」

「……」

「…ねえ、はるさんってば」

「……」



そんな可愛く呼んだって
私は負けないんだから。

今負けたら後悔する。
彼に泣き顔は見せたくない。
重たい、だなんて思われたくない。

だからなんて言われても、
と思ってたのはつい先程。








「はる」







と真面目なトーンで呼ばれた
私の名前に










「…………」







「…ふふ、やっとこっち見たな」

「…あ、」

「…あ、じゃないよ。
 あなたどんだけ手かかるのよ」




そのセリフに
上がった肩が下がる。

ほら、まためんどくさいと思われた。






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