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君と紡ぐ100のお題

第3章 gleen







振り向くと
「どうしたの?」
と優しく笑うきみがいて。





「~っ!ちゃんっ!いいところに!」



席を勢いよく立って
きみに近づいた。



「ななななな、なに!」


と身構える彼女。



「あ、ごめん!いや女神さまが来たと思って」

「め、がみ?」

「今から予定ある!?」

「ううん、何にも、ないけど・・・」



不安げに俺を見つめる彼女に
さっきまで沈んでいた気持ちが
ふわっと浮き上がるのを感じた。




「これ!勉強!教えて欲しい!」

「え!わ、わたし!?」

「うん!俺これ提出しないと 
 卒業できないんだって」

「え!そ、それはまずい」

「でしょ!?お願い!
 俺ちゃんが教えてくれるなら
 ちゃんと出来そうな気するの!」

「え・・・」

「え?」

「あ、う、うん。頑張ろっか」



と俯いてふふ、と笑うきみに
またやる気が出る。



すごい!
ちゃんって
ほんとに女神さまかも!





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