第3章 gleen
「相葉、お前このままじゃ卒業まずいぞ」
ある日
担任の先生から呼ばれた。
「うっそ、マジで!?
先生!どうにか見逃して!」
「相葉、先生もそうしてやりたいんだけど
公務員ってな、そういうわけには
いかないんだよ」
「・・・先生も、大変な仕事してんだね・・・」
「お前は自分の頭を心配しなさい」
沢山の課題を渡され、
これを提出したらなんとか
卒業できるように頼んでみると
言われた。
とりあえず「よかった」と
安心したのも束の間、
「なんじゃこれ!全くわからん!」
教室で課題を目の前にして
頭を抱える俺。
終わった・・・、
卒業できねえ。
どうせニュースで取り上げられるんだ
「相葉雅紀、留年決定!」とか・・・
したら俺一生バカキャラで
クイズ番組にも俺一人だけ呼ばれないんだ
嵐はいつのまにか4人になって・・・
「なんか一人バカいたよね、昔」
とか言われて・・・
あーあーあーあーあーあ
終わりだ!
俺のアイドル人生
まだあんま始まってねえのに終わりだ!
一人でうーうーうなされていると
「相葉くん?」
と後ろから呼びかけられる。