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君と紡ぐ100のお題

第2章 red








「…え、覚えて…ないの?」



彼が信じられない、と言うような顔をした。



「…あ!いや、ちょっと待って…!
 えっとね、いや、誕生日…じゃないし」

「…忘れたんだ」

「や!違うよ、うん、
 たぶんね昨日頭ぶつけたから」




と、とんでもない嘘をついた。




「え、マジで?大丈夫?」

と本気で心配してくれる彼に
罪悪感が増えただけで、
本当に何も思い出せない。



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