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君と紡ぐ100のお題
第2章 red
「しょ、翔くん…」
「はあい」
「どう、したの、スーツなんて」
翔くんが艶のある漆黒のスーツに身を包んで
右手には見たことのない量の…薔薇。
「驚いた?」
「そりゃ驚くよ!」
今から家行っていい?と連絡があった。
電話の向こうの翔くんは
いつもと何も変わらなかったのに。
「はい、今日は何の日だ」
と私に薔薇の花束を渡す。
「え、えっと…」
こう言ってはなんですが、
全く見に覚えがありません。
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