• テキストサイズ

rain of caress【黒バス/ナッシュ】

第1章 rain of caress



「あ・・、ぁ・・・ッ・・」

「っく・・・・、ん・・ッ・・・名無し・・」


ピストンを続け、名無しを見下ろしながら、彼女の悦に悶える卑猥な表情に奮い立たされる。

溺れまいと必死になり、それでも感じて声を漏らす艶やかな姿は、ナッシュにとって実に如何ともし難いものがあった。


吹いたことで快楽を抱きやすくなり、歓喜を覚えた名無しの子宮。

膣は何度もきゅっと締まり、それゆえナッシュの怒張は、溜まった体液を外に吐き出したそうに、彼女の体内で疼き始めていた。




「・・・き・・、・・ナッシュ・・・、好・・――!あ・・・ッ」


「・・・・―――っぐ・・、ぁ・・・ん・・ッ」




手は握り締めたまま、瞳は見つめ合ったまま。


名無しは言葉途切れさせつつ、その快感に夢中になったことに託けながら、そこで自身の本音を口にした。

きっとこんなもの・・・聞こえたうちには入らないだろう。
直感が頭の中に割り込んで、再び意識は、快楽のみを考えることに使う。


名無しの言葉はナッシュには届いていた。

が、自身も果てる為、脳裏で思うは絶頂欲しさのみ・・・。
腰を打ち付けながら甘く声音を漏らし、やがて陽物は律動を経て、その精液を名無しに注ぎ込んだ。


名無しが膣で果てた時の様に、はぁはぁと肩で呼吸をするナッシュは、彼女の精一杯の想いに応えることはなかった。

ただ、かわりにキスをすることで、その互いの口腔で自らの気持ちを咀嚼し、決して音に乗ることのない密やかな想いをそっと口含ませた。




名無しの目には、堪えたつもりでいた涙がひと筋流れるだけだった。






rain of caress
/ 18ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp