第23章 3対3
土曜日 体育館に飛雄、翔陽も入る
大地から蛍のチームに入ると言われ
翔陽は焦りの声を上げるも“攻撃力は田中が上”だと言った
月島
「あーオホンッ
“小さいの”と田中さん
どっち先に“潰”・・・抑えましょうかあ
あっそうそう王様が負けるとこも見たいですよねえ」
聞こえるように大きな声で喋る
忠は小声で聞こえてるんじゃと囁くも
聞こえるように言っていると
冷静さを欠いてくれるとありがたいなあと
それを聞いた大地は
月島良い性格の悪さしてるね~と
苦笑いを浮かべた
月島
「—とくに“家来”達に見放された一人ぼっちに
なっちゃった王様が見ものですよね」
影山
「———・・・」
田中
「ねえねえっ、ウフフー
今の聞いたあ!?あ~んな事言っちゃって
月島クンってばもうホント」
黙って聞いていた龍が陽気な声で喋りだしたと思ったら
田中
「擂り潰す!!!(怒」
もの凄い形相で蛍を睨み付けた
ピーーーッ っとホイッスルが鳴り試合が始まった