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[HQ] 好きな人

第22章 秘密と特訓


只今の時刻は朝の5時30分
大きめのお弁当箱におにぎりを詰めて
待ち合わせの場所で孝支を待った


菅原
「山城!」


『孝支おはよう』


5分程たった頃孝支が小走りに走ってきた


菅原
「田中の奴「関わるのは面倒臭い!!」って
言ってたけど昨日のあの態度じゃ
絶対朝練付き合ってやってるよな!」


『うん。孝支も付き合ってくれてありがとう』


菅原
「秘密特訓みたいでワクワクする🎵」


ニコニコと微笑と山城の鞄を持って歩き出した
孝支は龍は後輩が出来て成長しそうとか
あれは先輩って呼んだら喜びそうとか
出来の良い後輩が入ってたから今年こそ全国行きたいなど・・・


菅原
「なあ山城」


『ん?どうしたの?』


全国と言ったあたりからトーンダウンしてきた


菅原
「俺との約束・・・・・覚えてる?」


孝支が真剣な顔で見つめてきた



『6年前のあの約束?』


菅原
「本当は18歳になってから言おうと思ってたけど
今、約束を果たしてもいいかな?」


『約束って“帰って来るから待ってて”でしょ?』


菅原
「正確には“18歳になったら結婚しようね”だべ」


・・・・・ん?あれ?


『今・・・結婚って言った??』


菅原
「うん。俺と婚約してくれる?」


“俺と婚約してくれる?”
孝支の言葉が頭の中でエコーのようにこだまする


『ま、待って・・・婚約?
きゅ、急にそんなこと言われても』


菅原
「俺は離れていてもずっと山城の事好きだったよ
山城は俺の事嫌い?」


『Σそんな訳無い!!私もずっと孝支が好き
孝支とずっと一緒に居たい!!』


孝支に抱き寄せられ触れるだけのキスを孝支と交わした


あの時失恋して叶わぬ恋になってもあきらめきれずにずっと好きだった
もう一度ここで再開して心の傷が癒えてからも
淡い期待を抱きながら過ごしていた


『恥ずかしいから皆には秘密にしてね』


菅原
「良いよ。でも、我慢できなくなったらごめんな?
さあ!!あいつ等の練習に付き合ってやるか!?」


『うん!!』


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