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[HQ] 好きな人

第21章 新入部員


澤村
「ボールを落としてはダメ
持ってもダメ
1人が続けて二度触るのもダメ
・・・っていう
バレーボールで
どうやって1人で戦うの?」


うっ!と言葉に詰まる


『そう言う事、わかった?』


大地と2人でニッコリ微笑みピシャッと扉を閉めた


澤村
「よし!部活開始するぞ!!」


力、一仁、久志の2年生組も来たところで部活が始まった


縁下
「外に居たのって入部希望者ですか?」


『う~ん・・・保留かな?』


木下
「保留?」


成田
「何かあったんですか?」


『詳しくは言えないけど教頭がらみだよ』


言葉を濁すとああっと3人は察してくれた


3年
「お疲れした!!」


2年
「したーっ!!」


田中
「「勝負して勝ったら入れて下さい!!!」
―――とか言って来そうじゃないスかアイツら?」


部活が終了して2年とネットの片づけをしていると龍が大きな声で大地と孝支に話しかている


菅原
「あり得る!
頭冷やしてチョコっと反省の色でも
見せれば良いんだけどな」


澤村
「アイツらもそこまで単細胞じゃないだろ
―――でも、仮にそう来るとしたら
影山が自分の個人技で何とかしようとするんだろうな
自分個人の力だけで勝てるって思ってるとしたら
アイツは中学から成長してないって事だな」


『そうだね、ある程度まではそれで通用しても
更に上へは行けないよね・・・』


はぁっと4人で溜息を吐いた


?、?
「キャプテン!!!」


菅原、田中
「Σ!?(ビクーッ」


田中
「何だっ誰だっ!!!」


大きな声に龍は心臓をドキドキバクバクさせながら叫んだ
開いていた扉から外を覗くと飛雄と翔陽が居た


『ずっとそこに居たの?』


飛雄と翔陽は龍が思っていたとおりだった
“勝負させて下さい”と
それを龍は“嫌いじゃないっスよ”と笑う
大地は他の1年と3対3の試合を提案し
飛雄たちの助っ人として龍が参加する事になった
そして飛雄たちが負けた場合は
3年が居る間はセッターはさせない事になった
大地は“試合は土曜日の午前”と言って扉を閉めた


暫くすると龍が不自然に聞いて来た


田中
「朝練って7時からですよねーっ!?」


その声が聞こえたのか“朝5時”と言って帰って行く2人


『早起きしてお弁当作ろう』



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