• テキストサイズ

[HQ] 好きな人

第17章 約束


俯いてしまった山城を心配して孝支が声をかけようとしたところに見知らぬ男が体育館の入り口から大きな声を出し山城を呼んだ


誰だ??とバレー部全員が声の主を見た


キャプテン
「萩の知り合いか?」


みんなが聞きたかったことをキャプテンが聞いた


白河
「どうも~白河タクミで~す」


『どうしてここに居るの?』


白河
「山城さんのいる所ならどこにでも現れるよ♡」


田中、西谷
「Σす、ストーカー!?」


瞬時に夕と龍が山城の前に立ちはだかった


菅原
「山城あの人大丈夫なの?」


『お父さんの会社の人、でも東京勤務だったはず』


白河
「宮城勤務になったんだよ~
この2か月会いに来れなくてごめんね
これから毎日会いに来るからね♡」


『来なくていい』


白河
「Σええ!!そんな~
この半年で距離が縮まったと思ったのに(泣」


バッサリ切り捨てられそばまで寄って来たタクミはガックリ項垂れた


菅原
「何だ、ただの片思いか・・・」


澤村
「スガ声に出てるぞ」


『もう大丈夫だから』


白河
「でも、俺黒尾君と約束したんだよ~」


『鉄朗と会ったの!?』


白河
「2か月前に山城さんと病院行った時に会ったよ」


『鉄朗怪我したの?』


白河
「そりゃあ怪我もするでしょ。大好きだった彼女が会いにいっても会ってくれない、メールやLINEしても返事が帰って来ないどころか既読も付かない
それで半年ぶりに届いたのは別れを告げる言葉」


『・・・・・・・・・・』


白河
「黒尾君と別れたし俺の婚約し(山城『なりません』
じゃあ!恋び(山城『なりません』
友だ(山城『なりません』
・・・(山城『なりません』Σまだ何も言ってない!!」


『鉄朗と何を約束はしたかわからないけど別に守らなくていい
確かにまだ、怖い事もあるけど少しずつ克服していくから大丈夫
孝支や大地が居るしここは居心地がいいの』


ねっと孝支と大地の服を引っ張って2人を上目遣いに見つめた


/ 111ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp