第17章 約束
山城が烏野高校に転校してから約2か月が過ぎ
少しづつ環境に馴染んできた
孝支と大地とは普通に会話を出来るようになってきたがそれ以外の男子とは出来ず間に必ず孝支か大地を介して会話をしていた
『明日から夏休みだね
孝支と大地はずっと部活なの?』
澤村
「ああ、8月に大会があるし気合入れないとな」
菅原
「良かったら部活見に来る?」
澤村
「そう言や西谷がうるさくって言ったな」
『西谷・・・・えっもしかして夕君?
烏野に居るの?』
菅原
「あれ言ってなかったっけ?
山城が転校してきた時から会いたいって言ってたけど
会いにくるまで待ってるように言ったんだ」
苦笑いを浮かべる大地と軽やかに笑う孝支
『それじゃあ見に行こうかな』
澤村
「じゃあ監督に見学の許可貰っておくよ」
その日の夜に大地から見学OKのLINEを貰った
父と母の了解を得て次の日に部活の見学する為第二体育館まできた
監督
「走れ!走れ!走れ!!足止んじゃねえぞ!?」
監督の怒声が響き渡る中選手たちは懸命にボールを追いかける
監督
「よし10分休憩だ!水分取れ」
休憩時間になりマネがスポドリを配る
その光景を見ながらそっと体育館に入って行く
『おはようございます。見学に来ました萩山城です』
監督
「おお、待っとったぞ山城
久しぶりじゃなじじいは元気にしとるか?」
『Σ烏養のおじいちゃん!?』
監督
「なんじゃじじいから聞いとらなんだか?
儂はお前がここに来たと聞いとったがな
お前もバレーしていくだろ?と言うか強制参加だ!」
『でも、10か月ボールに触ってなかったし・・・・』
監督
「リハビリも兼ねて軽く試合してみろ」
『烏養のおじいちゃんの軽くは全然軽くないからね』
監督
「おい!集合だ!!!」
監督の指示で選手が集まる
監督
「これから1年と2年で3対3をやって貰う
メンバーは2年は澤村、菅原、萩
1年は縁下、田中それと(西谷「はいはい!俺したいです!!」
お前はリベロだろうが!まあいいでは西谷の6人だ!?」