第13章 婚約者?
黒尾
「あっちぃー!!」
ただいま夏休み
梟谷グループと合宿真っ最中
木兎
「黒尾ー山城どこ行った?」
黒尾
「外で洗濯干してるぞ」
ダダダダッと走り去っていった
夜久
「あれって山城口説きに行ったんだろ?」
ほっといて良いのか?と聞かれたが
黒尾
「アイツに靡くわけねえからほっとけ」
暫くして光太郎と山城が外から帰ってきた
『トス上げればいいの?』
木兎
「おう!あかーしが居ねえから調子でねえ
代わりに山城が上げてくれ!!」
『それじゃあ秋紀ボール出ししてくれる?』
木葉
「喜んで♡
山城ちゃんがトス上げんだからしっかり打てよ木兎!?」
木兎
「あったりめーだ!」
ポーンと山城に向かって笑顔でボールを投げる秋紀
やや低めのトスを上げる
木兎
「ヘイヘイヘーイ!俺って最強!?」
木葉
「ブロックも居ねえのに決まって喜ぶな!?」
黒尾
「なら俺がブロック飛んでやるよ」
夜久
「あっ俺はリベロで入るわ」
海
「俺もまじっていいか?」
いつの間にか3対3の試合が始まった
バシッ
黒尾
「はいっ残念でしたー」
木兎
「Σくっそー、山城もう一本だ!!」
『了解』
信行のサーブを秋紀が綺麗にレシーブした
光太郎が踏み切ったのを見て
トッ バンッ
木兎
「ヘイヘイヘーイ!決まったぜー
やっぱ俺って最強~🎵」
木葉
「今のは山城ちゃんが合わせてくれたからだろうが!?」
夜久
「確かにな山城凄い」
黒尾
「山城最強だな」
木兎
「だー!!もう俺にトス上げるな!!?」
黒尾、夜久、木葉
「そんなんだから5本指止まりなんだよ!!」
地団駄踏んで文句を言っている光太郎に言い放った
光太郎がやる気を無くしたので今日は終了しようとネットの片づけを始めた
山城も干している洗濯物を取り込みに外に出ていく
風でヒラヒラ揺れる洗濯物をかごに入れて取り込んでいく
かごを持ち上げ歩き出そうとした時に何かが聞こえ辺りを見回した
『気のせいかな?』