第25章 お泊り
部活が終了し孝支と並んで坂を下る
坂ノ下商店の前まで来た時に飛雄が孝支に声をかけて来た
影山
「今回は自動的にスタメンですけど
次はちゃんと実力でレギュラーとります!」
菅原
「Σえっ!?」
影山
「Σえっ??」
菅原
「あ いや
影山は俺なんか眼中に無いと思ってたから以外で・・・」
影山
「??何でですか??」
菅原
「体格も実力も断然お前の方が上だろ?」
影山
「“経験”の差はそう簡単に埋まるもんじゃないです・・・」
『飛雄、顔怖いよ』
影山
「それと・・・
ほ・・・他のメンバーからの・・・し・・し・・信頼とか・・・・・(汗」
『ダメージ大きいんだね』
菅原
「Σシィー聞こえるよ!?(コソッ」
影山
「俺 負けません!」
菅原
「!・・・・・うん 俺も負けない」
『二人とも頑張れ』
部員全員が坂ノ下商店前に集まり大地から肉まんを奢って貰った
翔陽がフライングで先に食べだし飛雄と龍に怒られたりと賑やかにして商店の店番をしている烏養繋心に怒鳴られてしまった
肉まんを食べ終えてから飛雄を交えて大地と孝支は練習試合のメンバー決めを坂ノ下商店でした
『ねえ繋心、そろそろうちで監督しない?』
烏養
「Σはあ!まだ言ってんのかお前やらねえよ!?」
『万年ベンチ組だったからこそ見えることがあるでしょ?』
烏養
「うっせえよ!全くお前も先生もしつけえな(ブツブツ」
『OK貰うまで何回でも言うよ』
孝支達の話が終わるまで暇つぶしに繋心に声をかけていた
繋心は烏養監督の孫だ
監督が病気で辞めた後ずっと声をかけて来たが首を縦に振ることは無かった
菅原
「山城話し終わったから送ってくよ」
『あっメンバー決まったの?』
澤村
「ああ、影山とも相談してベストメンバーを選んでみたつもりだ」
烏養
「終わったならさっさと帰れ!!」
しっしと手で追い払われ店を後にした
商店前で大地と飛雄と別れ孝支と歩き出した