• テキストサイズ

真昼の月 真夜中の太陽 【気象系BL】

第6章 腐った世界


【in the daytime】





「‥‥ねぇ、ニノ。
電話のこと、彼女さんにも謝っててね」

「‥‥ああ」






当たり前だけど、
コイツはなんも気付いてないし、わかってない


‥‥別にいいけどね




「でも、全然気付かなかったよ~」




当たり前だろ
そんなんいねーし




「ゆうにも、ニノ呼ぶなって言っとかなきゃ」

「え?それは別に」

「弟くんの勉強だろ?俺で良かったら見るよ?」

「ホント!?しょーちゃんっ」






勝手に、何言って‥‥

顔を上げて、呆然とする俺




「だから、こっちは気にしないでいいからね」






にっこりと笑顔を見せる櫻井


……コイツもたまに、天然を疑うわ


なんか微妙にズレてんだよ


優等生の頭堅いヤツだと思うけどさ


まぁ‥‥そんな悪いヤツでもないか


ただ‥‥





「しょーちゃん!俺にも宿題教えてよ~」

「教えてって‥‥どうせ写すだけだろ」

「ちゃんと考えるって!ね?」






なに、甘えた顔してんだよ


イチャイチャし過ぎじゃね?







/ 308ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp