第5章 明暗界線
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ねっとりと白い液体で
汚れたシーツと、
欲にまみれた、俺の掌
俺はそれを、力の抜けたカズの腰を引き上げ
ケツを突き出させると、
その奥に、グイッと塗り込んでやった
「いっぱい出て良かったね?」
堅い蕾に指先を埋めていく
「ひぃっ、ぁっ、ああっ!!!」
大きく喘ぎ、シーツを手繰り寄せたのが見えた
まだ、異物の侵入を許したコトないそこは、解そうにも押し返してくる
自分の放出したモノをケツに塗られてそれを一目に晒してさ
割り切れるか、楽しむかだよ
お前次第だ
「そろそろ営業時間だし。
あんまゆっくりも出来ないんだよねぇ」
指一本さえも、
なかなか入らないソコに
自分のを充てがう
カズの白いケツを、両手で押さえ付け無理矢理侵入してゆく
「痛っ、ぁ…ああっっ!」
頑なに声を押し殺してたヤツが
一際高い声を上げた
「意識飛ばすなよ?俺がイくまで我慢しろ」
そうは言いつつ、きっついな……
何度も突き上げてくうち、
出血したのか、俺のが出ちゃったのかだいぶ動き易くなる
それでも締め付けはかなりキツい
激しく打ち付けるけど
喘ぎ声ってより、呻き声かな‥‥
初めてでキモチいーわけねぇか(笑)
「頑張ってんじゃん。そろそろ終わろっかー」
グッと腰を引いて再奥まで突き刺し
締め付けるソコを掻き混ぜ、犯した
「コレくらいでへたんなよ?
これから此処に、いろんなモン突っ込まれんだから」
小さく息を吐いて
必死で痛みを逃がしてる
ハジメテの割には、‥‥頑張った方かな
意識も飛ばしてないし
恍惚とした表情
堪えた形跡か、
唇からは血が滲んでる
卑猥でヤラしくて
だけど、それでも平伏せない生意気な瞳にゾクリとした
一瞬、見惚れてしまった俺は‥‥開いたドアの音で我に返る
目線の先にはユウさんが立っていて、俺にニコリと笑顔を向けた
「サトシ、ありがと。仕事戻って」
……やっぱり、休んじゃダメなのね(苦笑)
部屋を出る支度をする俺に‥‥ユウさんの声が聞こえた
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