• テキストサイズ

真昼の月 真夜中の太陽 【気象系BL】

第11章 世界にひとつだけの花


【月はみていた】







はぁはぁと頭上で声が上がるにつれ

押さえられた頭は強い力が加わる


そして、口の中でドクンとソレが大きく脈を打った途端に


口いっぱいに体液が注がれ

吐き出そうと身体を剥がそうとしたのに、また頭を固定された


「飲め」


低い声に、喉を鳴らすとそれでも口端から、溢れる


吐き出した体液の青臭い匂いに、眩暈がした


クタクタの身体が解放され、ぺたんと地面に倒れる


だけど、もちろんそれだけで終わるワケもなく


完全に異常を奇した男の目が、僕を捕らえた


身体に跨がられ、中途半端に脱がされたズボンと下着を脚から抜かれた


下半身が外気に曝され、恥ずかしさと再び感じた恐怖で、脚を閉じようとしたのに


グイッと太腿から脚を持ち上げられ、


口に感じた以上の圧迫感が下半身から全身に広がる


「いっ…!!ンッ」


叫び声を上げそうになると、男は側に落ちてた僕の下着で口を塞いだ


嗚咽が闇に消され


引き裂かれるような痛み


熱い欲望が何度も抜き挿しを繰り返す


意識が朦朧として


身体を揺らされながら、男の肩越しに月が見えた





僕を見てるのに


助けてはくれない


月明かりに照らされた僕は


惨めで汚く映ってるだろう


/ 308ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp