第4章 導きの星は誰を照らす
「・・・・ぁ・・・ヤッ・・ンフッ・・・あぁんっ!」
これは夢・・・?夢の筈・・・・。
「あぁっ!・・・イヤ・・や・・ぁ・・・ゼ・・ノ・・さ、まぁ・・」
なのに、
背中から感じる熱い吐息、胸を覆う手の感触・・・・、快楽に抗えず、顔を埋めている布団の感触・・・握りしめたシーツの冷たさ・・・すべてが現実なのだと体に語る。
・・・・・・・クチ・・・・・ヌチュ・・・
布越しに熱い指が秘部を擦りあげる
「ヒッ・・・んっ!?」 「どうした?」「あ、あの・・・ソコ、は・・」「ん?」
優しい声とは裏腹に、目には少し意地悪な光を纏っていて・・・言い淀んでいると、
「んあぁっ!は、ぁ・・・アァ・・ンクゥ」
体が反転し、胸元に生暖かい感触が・・・
チゥウ・・・・・ンレ・・・ピチャ・・・
「ハッ・・ァア・・・・ゼノ様・・ま、」
胸元に頭を預けている愛しい人の肩を押し、快楽から逃れようとする
「ンチュ・・・・ステラ」
が、愛しい人はそれを阻むかのように、優しく私の名を呼ぶ・・・、こちらを見つめる深藍の目は、ランプの光を受け怪しくも艶めかしい深紫色を放っている。
誘われるように愛しい人の夜色の髪に手を絡めれば
「いい子だ・・・・」嬉しそうに微笑む顔を見て体の血が沸騰したように全身が熱くなる。
足の付け根を這っていた指先が布の中に入ってこようとする。こちらに問うように愛しい人の眼差しは私を捉えていた。
少しの恐怖がよぎり、愛しい人の頭を掻き抱くのと濡れぼそったソコに指が入るのはほぼ同時だった。
・・・ツプ・・・クププ・・・
「んはぁっ!・・あふ・・ハァンンッツ!」
細く長い指が私の中に入ってくる圧迫感と胸の先端を舌先で弄ぶむず痒さに悲鳴にも似た声をあげる。
クニュ・・・・・・プチュ・・・・クチ・・・・・
体に入ってきた指は一本だけ・・・入口を広げるかのように周りを引掻く・・・それとは別に入口の上の突起に指が触れる・・。
少し強引だが、優しい愛しい方の愛し方・・・。
私は、今まで夢を見ていたのだろうか?
思考が快楽の波を受けながらも頭に過る。それすら許さないとばかりに指を入れられるのはあと数秒先・・・。