第2章 ガーベラと嘘。*
邪魔しないと言ったくせに。肌をするすると撫でる手を服の上からじっと見る。止まる気配もない。手に泡がついてなかったら今すぐにでも引きはがすのに。ぐっと堪えながらあと少しの洗い物を終わらせようと手を動かす。すると何も言わないのをいいことに至さんの手がゆっくりと上がってきた。下着の上から大きな手が膨らみを包み込み、脇元から指が侵入してくる。長い指が膨らみの感触を確かめるように肉に埋もれ、それでも動きを止めずにその頂上を目指す。
「いたるさ、っ―――」
さすがに止めないとと声を出したところで、至さんのもう片方の手が下へと伸びた。お風呂上がりで楽な恰好をと寝巻に身を包んでいたのが失敗だったのか、なんの隔たりもなく自由な左手が内腿を撫でた。洗い物をする手が止まる。至さんの右手は胸の突起を押しつぶし、左手は下着の上から恥部を指先で引っ掻く。至さんの甘い声が鼓膜を撫でた。
「手止まってるよ」
「そ、れは至さんが、!」
「あんまり騒ぐと誰か起きてきちゃうかも」
「…じゃあ、離してください」
「それはだめ」
ちゅ、と首筋に唇が押し付けられる。そこから伸びる舌がそのまま首筋を撫で、止まらぬ両手も各々に私の体を嬲った。
感じるな、という方が無理な話だ。さんざん押しつぶされた胸の突起はつんと勃ち上がり、恥部はじんわりと下着を濡らしている。洗い物なんて出来るほどの余裕も奪われていき腕を唇に押し当てて声が出ないように耐えることしか出来ない。下着の上から恥部を撫でていた指が下着の横から滑り込んできて濡れるソコを直に撫でた。ナカに埋め込むでもなく指の腹が入り口をトントンとノックするように当たりそのたびに腰がびくびくと跳ねる。耳に届く粘着質な水音に羞恥が煽られる。