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【MHA】私の好きな人と私を好きな人

第5章 恋愛と戦争では手段を選ばない




『はぁ・・・』

「どうしたんですの、轟さん?」


いざ着替えようと制服に手をかけ
不安と緊張で漏れた溜め息、
それを心配そうに声を掛けてきたのは
八百万百ちゃん。
確かこの子も特待生だ。


『綾乃でいいよ!
轟だとお兄ちゃんと間違えちゃうし。』

「そういえば綾乃ちゃん
朝から元気ないね?」


ひょっこりとお茶子ちゃんも
心配そうに私の顔を覗く。


(そりゃ朝から色々あったもん
元気もなくなるよ・・)

『あはは、なんでもないんだ・・』


思ったことをぐっと堪え、
乾いた笑いでその場を誤魔化した。

・・・隅でこっそり着替えよう。

素早く制服を脱ぎ、戦闘服に着替える。
戦闘服は個性を最大限に活かす為の物だ。
綾乃の個性は肌に触れて発動するため、
必然的に戦闘服は露出が多くなる。

でもさすがに健全な高校生が
露出度の高い服っていうのは
問題あるから要望出したんだけど・・・?

(製作者さんめ、勝手に作り替えたな・・!!)

前こそは隠れてるものの、
肩から背中にかけては丸出しだった。
首元は隠れててセーフっぽいけど・・・!

慣れない戦闘服に違和感を感じつつ
皆と一緒にグラウンドへ向かった。

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